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アメリカン・スタッフォードシャー・テリア

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アメリカン・スタッフォードシャー・テリア

歴史

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアアメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、初期のマスチフという闘犬の子孫で、もともとはイギリスのブルドッグが祖先です。この犬種は、血なまぐさい牛攻めの競技に使われていました。熊や牛と闘わせる競技の人気が落ちると、闘犬競技への関心が高まりました。ブリーダーたちは、この競技のためにもっと敏捷な闘犬を作りたいと考え、ブルドッグとゲーム競技向きのテリアを交配し、ブル・アンド・テリア、ハーフ・アンド・ハーフ、ピット・ブル、 ピット・ブル・テリアなどの名前で知られる犬たちを作り出しました。実際の犬種改良の記録は秘密にされていたので、ブル・アンド・テリアの犬種が生まれた当時のことについては、現在でもあまりよくわかっていません。ブル・アンド・テリアは後に、イギリスでスタッフォードシャー・ブル・テリアとして知られるようになります。

イギリス人入植者たちがアメリカに渡ったとき、さまざまな犬種の犬が彼らとともに海を渡り、その中にブル・アンド・テリアもいました。これら の知的でエネルギッシュな犬たちは、農場の作業犬、番犬、家畜犬、さらに野生の豚や熊の狩猟犬としても人々の役に立ちました。また、闘犬競技にもやはり出ていました。これらの犬種は、アメリカでピット・ドッグ、ピット・ブル・テリア、アメリカン・ブル・テリア、ヤンキー・テリア、アメリカン・ピット・ブ ル・テリアなどと呼ばれています。長い年月が経つうちに、イギリスにいる同系のスタッフォードシャー・ブル・テリアよりもアメリカで育った犬種がより広ま り、血筋が濃くなりました。その勇敢さと行動力と家族に対する愛情から、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは「オール・アメリカン・ドッグ」、すなわち、米国的な犬と評されています。

1936年、アメリカ版のこの犬種は、(血統記録が終わる前の記録では、アメリカン・ピットブル・テリアの血統が含まれているのですが)スタッフォードシャー・テリアという名前でAKCへの登録が認められました。しかし、アメリカン・ピットブル・テリアのブリーダーの中には、AKCに登録されることによってこの血筋がドッグ・ショーへの参加にあまりに力を向けすぎ、作業犬としてのルーツから遠ざかってしまうのではないかと懸念する人もいました。そのブリーダーたちは、AKCには登録せずに、そのままアメリカン・ピットブル・テリアという名前を使い続けたのです。この時点で、スタッフォードシャー・テリアとアメリカン・ピットブル・テリアの違いがさらに広がり始めました。1972年、スタッフォードシャー・テリアは、イギリスにいる同系のスタッフォードシャー・ブル・テリアとより明確に区別するために、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアという名前に変わります。いまだに、AKCではアメリカン・スタッフォードシャー・テリアとして、ユナイテッド・ケンネル・クラブ(UKC)やアメリカン・ドッグ・ブリーダー・アソシエーション(ADBA)ではアメリカン・ピットブル・テリアとして、二重あるいは三重に登録されている犬がいます。

現在のアメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、主にドッグ・ショー用や家庭のペットとして飼われています。労働能力と運動能力を備えたこの犬種は、服従競技、アジリティー競技、ウエイト牽引など、多くのスポーツでも優れた力を発揮します。アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、人に対する情愛も深いため、セラピー・ドッグとして働いている犬もいます。

特徴

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、きわめて筋肉質で、がっしりした体格でありながら敏捷で、この大きさの犬としては非常に頑丈です。頭部は幅広く大きくて、頬の筋肉が非常に発達し、力強い顎を持っています。通常、断耳を行いますが、これは任意です。断耳をしていない場合、耳が完全に立っているか、半分立っており、垂れ下がってはいません。眼は丸くて黒色で、両目が離れています。ピンク色のまぶたは、ショーの審査基準では減点になります。鼻は黒く、歯はシザーズバイト(上歯が下歯にややかぶさるはさみ状の噛み合わせ)です。胸部は幅広くて、まっすぐな前肢を持ち、背中の線は、キ甲(肩甲骨間の隆起)から臀部にかけてわずかに傾斜しています。尻尾は比較的短く、先端へ向けて徐々に細くなります。断尾はされません。短い滑らかな被毛には、さまざまな色と色の組み合わせがありますが、真っ白、80%以上が白、ブラック・アンド・タン、茶褐色の場合は敬遠されます。

飼育のポイント

頑健で、自信に満ち、頭の良いアメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、穴掘りが好きで、斜面を登ったりジャンプしたりなど、活発に動き回ります。そのため、他の犬種に比べてより安全な環境を用意する必要があります。この点については、信頼できるブリーダーにお尋ねください。お住まいの都市や国の機関に問い合わせて、近隣の地域にこの犬種を飼う上での規則がないかどうかを確認してください。股関節の形成不全に注意する必要があります。必ずOFAの検査に合格した血統の犬をお求めください。適切な保護設備があれば、ほとんどの気候にうまく順応できます。暑い季節に過度に疲れさせないことや、寒い日に身体を冷やさないようにすることが注意点です。一部には、心雑音、甲状腺異常、皮膚のアレルギー、腫瘍を発症しやすい血統もいます。ブリーダーに、お求めの犬の血統に受けさせている健康診断の種類をお尋ねください。

性格

子犬の時はふざけることやいたずらが大好き。面白いものには目がなく、勇気があり、活発です。保護本能があるので、子どもには辛抱強く、やさしく接します。勘が鋭くて反応はスピーディー。よくしつけると、人間の言うことを素直にきくようになります。

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